2024年11月17日日曜日

SQLiteを使ったプログラムで Out of memory 例外が発生する

メモリいっぱいあるのに、Out of memory

C# で開発したファイル処理プログラム。
SQLite を使ってインデックスを貼り高速検索するようにしてます。
SQLite の便利な機能に、データベースをメモリ内で処理させるってのがあります。

   SqlConnectionSb = new SQLiteConnectionStringBuilder { DataSource = ":memory:" };
   SqlConnection = new SQLiteConnection(SqlConnectionSb.ToString());
  
こうすることで、オンメモリ処理になり、さくさく動くようになります。
DataSource をハードディスク上のファイルに置き換えることもできますが、それだと遅くて使い物にならないような機能のプログラムなんです。
このプログラムにちょっとばかり大きなファイルを処理させると、途中で Out of memory 例外でエラーになって落ちてしまう問題が出ました。
どーして?
タスクマネージャで見ててもメモリの空き容量は十分にあるのに。
そんな、ばなな。

キャッシュを大きくしてみたり

SQLite out of memory で検索しても、どういうわけかなにもヒットするページがありません。
しかたなく接続時のパラメータを変更してみたり。

SqlConnectionSb = new SQLiteConnectionStringBuilder { DataSource = ":memory:", CacheSize = 10000 };
PageSize とか MaxPageCount といったパラメータも変更してみたけど、効果なし・・・困りました。

32ビットを選ぶ?

Visual Studio のプロジェクトは「AnyCPU」としていて、32bitでも64bitでも動作するようにしてるつもりだったけど。
プロジェクトプロパティ「ビルド」の項目に、「✅32ビットを選ぶ」ってのがありました。

なんじゃ、こりゃあ?ってなくらい、知りませんでしたよ。(笑)
このオプションのせいで、AnyCPU が 32bit プロセスとしてビルドされてしまうわけです。
これまでリリースしてたプロダクト、全部再確認が必要になりましたよw

上記チェックボックスをOFFにして、64bitOSで動作させたら、Out of memory例外は出なくなりました。
あ、プロジェクトプロパティは Debug と Release の両方の構成を変えなきゃならないから、注意してくださいまし。

今回の問題は、問題を再現するのにもトライアンドエラーするのにも1時間以上かかるので、大変でした。

ま、解決できてよかった。
めでたしめでたし。

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