2022年12月31日土曜日

Hyper-V でホストから Windows7 のゲストにファイルをコピーする

Hyper-V でホストから Windows 7 のゲストにファイルをコピーする

突如、Windows7 環境のシステムを保守する役割が回ってきまして
でもって、仮想環境を構築しようとしたんですよ。
お客様の環境からコピーしてきた数GBのファイルを転送しようとしたんですが。
Windows 7 だと、Hyper-Vの『拡張セッションモード』というのが使えない!
そこで。SSH接続できるようにして WinSCP でコピーできる環境を作ったので、まとめ。

Windows 7 への SSH インストール(失敗)

Windows 7 用のSSHをインストールする。
ここを参考に
https://github.com/PowerShell/Win32-OpenSSH/releases から msi とか zip をダウンロードしても、PowerShell でエラーになって使えなかった。
ちゃんと、管理者モードで PowerShell を実行してもスクリプト1行目でエラーが出て動かなかった・・・

Windows 7 への SSH インストール(成功)

次は、こちらの記事を見つけて試してみた。 http://sshwindows.sourceforge.net/から[setupssh371-20031015.zip]をダウンロードしてインストーラを実行
お、Windows 7 上で問題なくインストールできました。
標準で C:\Program Files(x86)\OpenSSH にインストールしましたが、完了後は PATH 環境変数もちゃんと設定されていて、問題なく動作してるようです。
ホストからコマンドプロンプトで

 > ssh username@windows7-ip-address

おお、つながった!

WinSCPで接続してみよう!

ちゃんとホストからゲストのドライブにファイルコピーできました!

まとめ

むかーしの Windows 7 のインストールCDからゲストOSを構築したので
ブラウザが Internet Explorer。
これじゃ、上記サイトはアクセスしても何が何だかわからない表示でした(笑
Chrome をインストールしてから対応しました。
めでたしめでたし。

2022年8月18日木曜日

VM上のLinuxをVSCodeでPHPデバッグできなかった

ステップ実行できない!

もう何度も環境構築していて、手慣れているはずのVSCodeでPHPをデバッグする環境を用意していたら、なかなか動いてくれなかったのよ、これが。
簡単に環境を書きますと
ホスト:Windows PC+Visual Studio Code
リモート:VMWare + CentOS7.9
Apache:2.4.6
PHP:7.4.30 Zend Engine v3.4.0
Xdebug:3.1.5
ってな環境で、VM上のソースをデバッグできるようにようにしてます

SSHの設定とか、インストールの手順とかは書きません。悪しからずm(_ _"m)

やったこと(失敗の記録)

WEBを検索すると、以下のような記述が目立ちましたが、これはxdebugの古いバージョン用なので動きません

# vi /etc/php.ini

[xdebug]
zend_extension=/usr/lib64/php/modules/xdebug.so
xdebug.remote_host=192.168.xxx.xxx
xdebug.remote_enable = 1
xdebug.remote_autostart = 1

ちなみに、192.168.xxx.xxxは、VM上のOSのIPアドレスです。

xdebug の新バージョンでの記述

以下のように記述するのが正しいと書いてありました。

# vi /etc/php.ini

[xdebug]
zend_extension=/usr/lib64/php/modules/xdebug.so
xdebug.mode=debug
xdebug.client_host=192.168.xxx.xxx
xdebug.client_port=9003
xdebug.start_with_request=yes
xdebug.discover_client_host=1

動いてくれません・・・

どうやって原因を突き止めればいいか、いろいろ悩みました

phpinfo()を使って、動きを確認してみました。

$ vi /public_html/phpinfo.php

<?php
phpinfo();


このファイルを作ってブラウザで表示し、xdebug の部分を見てみますと・・・

Step Debuggerの部分が disabled になってます。
xdebug.client_hostの部分が localhost になってます。
設定したはずの内容とは異なっています。なぜじゃぁぁぁぁ?
と悩むこと数時間。

xdebug.iniを修正する。

/etc/php.d/15-xdebug.ini ファイルを修正します。

# vi /etc/php.d/15-xdebug.ini

zend_extension=xdebug.so
xdebug.mode=debug
xdebug.client_host=192.168.xxx.xxx
xdebug.client_port=9003
xdebug.start_with_request=yes
xdebug.discover_client_host=1

# service httpd restart

再度 phpinfo()を見てみましょう

Step Debuggerの部分が enabled になってます。
xdebug.client_hostの部分が 192.168.0.xxx と設定どおりになってくれてますね。

無事、VSCode上のブレークポイントで止まってくれるようになりました。(^_^)v
めでたしめでたし。

2022年6月17日金曜日

Outlookで行間の改行が広くなるのを防ぐ

Outlookで作成されて送られてくるHTML形式のメール、行間が広くなってることがありますね。
メールの書式設定で、行間が多めに取られているのが原因のようです。
以下の方法で行間を狭くすることができます。
1.Outlook で「新しいメール」を作成する。
2.メールの本文に適当に何か書く。
3.リボンメニューの「書式設定」タブをクリックし「スタイルの変更」のサブメニューから 「段落の間隔」-「段落間隔なし」または「狭い」をクリック。

4.「スタイルの設定」メニューの「既定に設定」をクリック。

5.どうもこれだけではダメっぽいとの情報がありました。段落も設定したほうがいいようです。

段落前と段落後を「0行」に設定。
行間を「最小値」に設定します。
間隔は「12 pt」にしました。

とりあえず、これで行間を小さくできます。

むーん・・・DIVタグ入れてるのに表示がずれるなぁ・・・

2022年5月9日月曜日

PPAPはメールを受信する側の問題だ。

PPAPが問題なのは、受信側が大変な点ですよ。

PPAP問題についての議論が各所で行われています。
今更ながら、と思いますが、もしご存知でない方は「PPAP問題」で検索してみてください。

で、どのページにも
PPAPは危険とか、クラウドストレージを使うべし、とかの説明が書かれていますね。
ほとんどの記事が、「暗号化添付ファイルを送信する人」の視点で書かれてます。

「PPAP」が問題化した第一の理由は、『「暗号化添付ファイルを受信した人」のめんどくささ』にある!
と思うんですよ。

添付ファイル付きのメールが送られてきて、そのファイルをダブルクリックすると、パスワードの入力を求められます。
しかしながら、パスワードは、そのメールとは別のメールで届けられているものですから、いったんファイルを開くのをキャンセルしてパスワードメールに切り替えて、通知されたパスワードをクリップボードに入れて、んでもって添付ファイルのメールにまた戻ってからファイルを開く、と。

なんとまあ、めんどくさいことでしょう?

なのに、ネット上の記事のほとんどは、送信者側に立った危険性の説明とかクラウドストレージを使えって解決方法のことばかり。

「PPAP」で検索するほとんどの人は、受信したときの面倒を解決できないかって検索してるのに、検索結果には送信する側の人へのアドバイスが書いてあるわけです。
見当違いの事しか書いてないってことですよ。しかも、その後もイライラさせてくれるメールが次々とやってくるわけで・・・
その結果、「PPAP爆発しろ!」ってなるわけです。

送信する側の問題対策よりも、その前に受信側の対策が必要なんだと思います!

さて、そのPPAP問題の(メールを受信する側の)対策について、です。

暗号化添付ファイル付きのメールで迷惑をこうむる受信者ってのは、同じ組織内にもいます。
社外宛のメールであっても、Cc: や Bcc: を使って、同朋送信されてきたメールを受信することになると、同じようにパスワード通知メールからコピペして保存しないと開けません。
めんどくさいですよね。
おんなじ社内ならパスワードなんて入力しなくてもよくならないのかねぇ?

多くのメールソフトって、添付ファイルを開く動作は毎回保存先フォルダを聞いてきます。
でもって、そのフォルダ「マイドキュメント」なんですよねー。
メールそのものは、メールソフトの振り分け機能(仕分け機能)で部署や取引先ごとに振り分けられているのに、保存先だけは毎回「マイドキュメント」
ファイルの保存先を取引先ごとに(振り分けられたメールフォルダごとに)変えられるといいんじゃないですか?

あと、以前受信したメールを再度照会することってありますよね。
取引先『えーと、前に送ったメールの件なんだけど・・・』てなとき、過去のメールを探り出して、その添付ファイルをクリック。
またパスワード入れなきゃならないし、保存先もどこだったかわからないから、とりあえず「マイドキュメント」に保存して対応、と・・・
一度保存したことのある添付ファイルは、クリックだけで開くようにできればいいんじゃないですか?

こういった機能があれば、PPAPメールを受信する側の負担はずいぶん軽くなります。
手間が省けるぶん、時間も短縮できるようになりますから、業務効率も向上します。

あるんです。
そういう便利なソフトがあるんですよ。

Microsoft Outlook を使っている方はこちら。
添付ファイルユーティリティ Biz Attacher for Outlook

Becky! Internet Mail を使っている方はこちら。
添付ファイルユーティリティBiz Attacher for Becky!

両方とも、送信側のPPAPメールの問題点への対策も取られていますよ、と。
お試しでも利用できます。

以上、製品PRでした。