2024年1月28日日曜日

Hyper-V に Ubuntu 22.04.03 をインストールしようとして・・・

なんども失敗したので、記録しとく。

いつものとおり、Ubuntuサイトから .iso ファイルをダウンロードして
いろいろと失敗したので。

cloud-init で停止してしまう

上段に[Install Complete!]がでたんで[Reboot]を選択したら、真っ黒画面になってしまって、一晩放置してもNGだった。
再度、インストールを試みてみると、ログで reached cloud-init のところで止まったまま。(これも一晩放置したけどダメ)
cloud-init を無効にする方法はネット上にあるけど、そもそもログインする前に死ぬので、どーしようもない
※このVM、Hyper-Vでは起動中のままになってしまって、削除することもできなかったよ。
Hyper-Vサービスを停止⇒PC再起動⇒VMファイルを削除⇒Hyper-Vサービス起動で削除できました。

そこで。ネットワークにつながない状態でインストールすればいいんだ!ということに気づいたわけです。 Hyper-V のネットワークアダプタを接続せずに新しい Ubuntu をインストールすることで、ようやくログイン画面にたどり着きました!

インストール後の注意点

Ubuntu の説明サイトを見ると、sudo コマンド経由の説明ばっかりで、めんどくさいですよね・・・
あちきは、もっぱら $ sudo su - を実行して root 権限に移動してから処理してます。

まだネットワークアダプタがない状態で、次をやっておきます。
cloud-init を無効化

  # touch /etc/cloud/cloud-init.disabled
  
これでネットワークつないで起動しても cloud-init で止まることはない(はず)

ついでに、起動高速化のため、あちこちに書いてある grub timeout を変更しておきます。

  # sudo gedit /etc/default/grub
  # GRUB_TIMEOUT=2
  # sudo update-grub
  

ネットワークを設定します。
# ip link でネットワークアダプタ名を取得します (ここでは、eth0)
で、ネットワーク設定の yaml ファイルを編集します。(IPアドレスは、ご自分の環境に合わせてくださいまし)

  # mv /etc/netplan/00-installer-config.yaml  /etc/netplan/00-installer-config.yaml.disable
  # vi /etc/netplan/01-installer-config.yaml
  network:
    version: 2
    renderer: networkd
    ethernets:
      eth0:
        dhcp4: false
        addresses: [192.168.0.90/24]
        routes:
          - to: default
            via: 192.168.0.1
        nameservers:
          addresses: [192.168.0.1]
  

ここで一度シャットダウン。Hyper-V の設定でネットワークアダプタを接続して起動します!
・・・真っ黒画面になってしまうかもしれません(実際、大汗でしたw
2分ほど待つと、boot シーケンスが動作し始めますので、我慢してください(笑)
ネットワークに繋がれば、TeraTerm でSSHログインできます。

真っ黒画面対策として、パッケージ関係のアップデートを行います。

  # apt update
  # apt dist-upgrade
  # apt autoremove
  

再起動してみましょう!

  # reboot
  
さくっと起動するようになりました。

blk_update_request: I/O error

Hyper-V コンソールを表示させると、しょっちゅう blk_update_request: I/O error が出力されます。
これは、フロッピーディスクがないってエラーのようです。 よそのサイトを参考に、以下の方法でエラーをなくすことができました。

  ▼ blacklist に登録
  # echo "blacklist floppy" >> /lib/modprobe.d/dist-blacklist.conf
  ▼ カーネルから floppy を削除
  # rmmod floppy
  ▼ dracut がなかったのでインストール
  # apt install dracut-core
  ▼initramfs の再構築をする
  # cd /boot/
  # dracut -f -v
  ▼再起動
  # reboot
  


次からは、失敗しないぞ!w
めでたしめでたし。

参考にしたサイト
https://x.momo86.net/article/154
https://qiita.com/n_mikuni/items/bf94289eaff93b82ac27

2024年1月27日土曜日

仮想マシンサービスは利用できません

Hyper-V マネージャでサービスを停止してしまった

どうしても止められなくなったVM(Ubuntu)を再構築しちゃおうと思ったんだけど、できなくて
いろいろやってるうちに、「サービスの停止」を選んでしもうた!(笑)
サービスを停止させた Hyper-V マネージャを復活させる方法について。

Hyper-Vのサービスを停止させてしまうと

こんな画面になっちゃって、仮想マシンが表示されなくなってしまいます。

Hyper-V サービスを復活させるには

PowerShell を「管理者モード」で起動します!

サービスを自動起動に設定します。

PS C:\WINDOWS\system32> sc.exe config vmms start=auto

[SC] ChangeServiceConfig SUCCESS

次に、サービスを開始します。

PS C:\WINDOWS\system32> sc.exe start vmms

SERVICE_NAME: vmms
        TYPE               : 10  WIN32_OWN_PROCESS
        STATE              : 2  START_PENDING
                                (NOT_STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, IGNORES_SHUTDOWN)
        WIN32_EXIT_CODE    : 0  (0x0)
        SERVICE_EXIT_CODE  : 0  (0x0)
        CHECKPOINT         : 0x0
        WAIT_HINT          : 0x0
        PID                : 39080
        FLAGS              :

Hyper-V の仮想マシンが復活してくれます


めでたしめでたし。